2008 - 2009
今年最後の仕事を片付け、気がついたら大晦日。今年はまあ本当にあれこれと色々な事があった一年だった。毎年末、主な出来事を一つ一つこのブログ書き留めたりしていたんだけど、何となくそういう気分でも無くなってきた感じ。2009年はシンプルに行きます。では皆様良いお年を or 今年も宜しく。
[追記]
1月12日まで留守にしてますので、メールの返事など遅れがちな感じですが、なにとぞご容赦ください。よろしくおねがいします。これが本題でした。
今年最後の仕事を片付け、気がついたら大晦日。今年はまあ本当にあれこれと色々な事があった一年だった。毎年末、主な出来事を一つ一つこのブログ書き留めたりしていたんだけど、何となくそういう気分でも無くなってきた感じ。2009年はシンプルに行きます。では皆様良いお年を or 今年も宜しく。
[追記]
1月12日まで留守にしてますので、メールの返事など遅れがちな感じですが、なにとぞご容赦ください。よろしくおねがいします。これが本題でした。
tha社にもiPhoneブームが微妙に訪れたり訪れなかったりしてますが、これは、今まで見たiPhoneアプリの中で一番しっくりきた。かっちょいい。
via 長谷川踏太さんブログ
Buy @ AppStore ($1.99)
ここ数年の情報革命と呼ばれた諸成果は結局「市場の金余り」の産物であったが、こんなルールはこれから始まる大不況でもちろん変わらざるを得ないよ。というお話。
「無料文化を支える過剰期待というバブル」「ネットはいつから貧民の楽園と成り下がったのか」などの目次に「おおっ!」と反応してみたら切込隊長の本だった。これまでぼやっと感じていた問題意識と重なる部分がとてもあって、面白く読めた。
今ウェブ的な業界でデザインらしきものや、クリエイティブらしきものを作っているらしき比較的若い人達は、これまで不況らしき不況を一度も経験したことがないように思う。かくいう僕もまともに経験したことはない。以前のITバブル崩壊時はアメリカあたりで巨大化したSIPSなんかがバタバタ倒れていったのを、「ああ、アメリカ人てすぐに調子こくなあ。」と、なんだか遠い世界の出来事として見ていた記憶だけが残っている。今回は一人称として初めて本格的な不況を経験することになるわけで、色々困ったらイヤだなあと思う反面、これを良い機会に、このホワーンと緩まった空間を一度きっちり淘汰&整理して欲しいというカタストロフ願望も否定できなかったりする。まあ、そんな構えの奴が真っ先に淘汰されるのがお約束のパターンなのだが。
「景気が悪い状態」というのは作り手にとって色々な形を伴って現れるが、基本的には、以前より保守的・懐疑的・教条的な空間の中に置かれることになる。その制約の中で如何に振る舞うかが作り手の本来の地力であったりするし、これまでとの言行一致が試される格好の機会であったりもする。また、今やってる仕事のビジネスとしての機会が圧倒的に減る一方で、開き直ってこれまでと違う世界に向かってみる良い機会であったりすることもあるだろう。
「バブル」という現象は現在の資本主義社会においては不可避である/人間はどんな手痛い経験も10年たてばすっかり忘れてしまい結局また同じことを繰り返してしまう、という考え方がある。それならそうで、とりあえず僕にとっては10年に一度のリトマス試験、的な感覚で臨んでおけば良いのかな、と思う。これから数年、ちょっとドキドキですね。
fontparkを若干アップデート。ブログパーツなど共有機能を増やしたり、スクリーンセーバーを作ったり、インターフェース改善したり。スクリーンセーバーはこちらから。なんとなく反転して黒地に白。ブログパーツはこんなん。そのまんま。
TDCの時に初めてお会いした松本弦人さんに、「BCCKS」の話を改めて色々伺った。できた当初からずっと気になっていたこのサービス、全体のバランス感がすごく変で面白い。それに、なんといってもそれぞれの「本」が持つ謎の強度。見たことない人は、まずはこのへんとかから見てみ。個人的に好きなのは中村至男さんの「Twin Universe」。
サービスで生まれる作品の質を高めていく方法としてFlickrなどに代表されるような、玉石混交の中の「玉」を拾うことに徹する確率論的アプローチが支配的だけど、BCCKSはそれとは真逆なところを行っているように思う。なんていうんでしょうか。90年代の日本ネット文化黎明期の匂い? 表現しづらい。「人脈」?・・・といっても「やっぱり『人』だよね~」的なことで終わる話ではないんだけど。まあいいや。とにかく、昨今の「凡庸2.0」全開な俺ら業界から見ると、BCCKSは、なんだか眩しく映ったよ、という話。はさまれたい。

TDC賞の審査会。相変わらず良い風景。グラフィックデザイン界のウィザード達の講評や議論がとても面白く、それぞれの価値観が爽快にすれ違いまくってる状態がただひたすらに心地よかった。今回はいろんな方と話せた。楽しかった。ただ、酔っぱらって「これってどこがどう良いと思って作ってるんですか?」とかいう白痴的質問を服部さんなどに浴びせてしまう癖は直さなくてはならない。
ここ数年、○○アワードといったものにどうも斜に構えるきらいがあって、一昨年あたりから「もう俺ら応募しないもんね」「てか審査員もさぼるもんね」モードに突入していたが、こういう空間でこういう人達に見て貰えるとなるとやっぱりムラムラしちゃうのは否定できない。げんきんなもんです。
#
あと、全然関係ないけど、文化庁メディア芸術祭のサイトに僕のインタビュー記事が出ている。どうもこんにちは。マイスターです。
全体の並びの中での違和感がえらいことになっているが、こういう場違い感にもそろそろ慣れてきている自分もいる。もはや、どんとこいの心境。こうやって色々と麻痺していけばいいんだな、と思う。
この界隈は何だかんだと進歩してるのか、ただぐるぐる回ってるだけなのかよくわからないのだけど、ここ10年ぐらい確実に同じところで低速回転し続けているのが、ウェブ系のいわゆる「デザインカンファレンス」とか「クリエイターズナントカ」だ。
上記の事件も、新たな発見といえば、ジョナサンハリスが、実はジョシュアデイビス系列に属していたことや、ナトズケ氏の突っ込みが妙にイヤらしくてみんな大人になったんだなあ、といったことぐらいで、あとは全て同じことの繰り返しだ。この地点、いったい何周したら気が済むのか。そろそろ誰かがちゃんとまとめて、NGワードなどをリストアップしないといけないのではないか。「Inspiration」って3回言ったらイエロー、「アイデアこそすべて」的な発言は即レッド、とか、各イベント共通のルール作りなどに取り組むべき時期にきているのではないか。本気にすんなよ。
昨日は土岐麻子さんのライブへ。
来週から流れはじめるユニクロのCMでまた監督やらせて頂いたのだけど、そこで土岐さんに歌って&出演して頂いたのだった。「HOW BEAUTIFUL」というタイトルとなって来月リリースされるこの曲、既に編集時に何百回となく聴いていたのだけど、改めてライブで聴くと、これがまた本当に素晴らしかった。
土岐さんの、あの、あたたかいのと冷めたのが絶妙な頃合いで共存してるバランス感覚が好きだ。ライブで土岐さんの歌声を聴ながら、この感覚は一体何なんだろうかとずっと考えてたら、何故だか高校生の時に好きだった変態ファンクバンド、Cameoのことを思い出した。「土岐さんの全要素を180度、真逆にひっくり返すと、Cameoのラリー・ブラックモンになる」説が突如として浮上。質は真逆ながらも、要素同士のバランス感だけを抜き出すと、そこに通底するものを感じずにはいられない。嘘だと思うならこのビデオを見るがいい。
・・・いや。ほんとすいません。
展覧会が奇跡的に間に合った。東京大阪で合計4,50台ぐらいのPCが稼動してるので一日一回どっかでなにかが故障しているが、まあなんとかぎりぎり成立している。ギャラリートークも終わってほっとした。デザイナー同士のダラダラトークって、聴いてる方は確実にイラッとくるもんだけど、それをそのままやったった。俺ら的にはとても楽しかった。セミトラ田中さん菅井さんとダラダラ喋るのは、ほんま和む。
ギャラリーの準備と並行して、死にそうになりながら開発していたフォントパークも無事公開。久しぶりに深刻に追い込まれたけど、何とか間に合った。疲れたー。フォント疲れたー。
既に改善点が色々見えてたり、結局今回の公開には見送ったフィーチャーなどもあれど、最近の俺にしては良く出来きた仕事だと思う。ベースは去年の春夏ごろにケイタの作ったOTFフォントデータ解析プログラム。こことかこことか。これを応用したものをうちで何個か作ったけど、なんやかんや全部お蔵入りになってたところを、今回でやっと日の目を見た。良かったー。フォント良かったー。
ユーザー参加系のサイト、特にプロモーション用途などで作られたものには、どんな参加状況でもそこそこ成立するように、何らかの保険は打っておくようにしている。要するに、万が一しょぼい投稿だらけだったり、そもそも誰も参加してくれなかったりしても、表面的にはそこそこ成り立っている風に見えて、あまり恥ずかしく見えないような大人的な収まり(?)のバッファを入れていたわけなんだけど、今回は思い切って100%ユーザーの創作に委ねる形にした。100%モナー&やる夫だったらどうしようかと結構心配してたんだけど、思ったよりナイスな投稿が多くてホッとした。フォントほっとしたー。フォッとしたー・・・。
8月5日から銀座のggg、なんばのdddで、thaの初展覧会します。準備が思ったより大変。かつ、仕事もいっぱい重なってて今年一番のテンパリ状態なんですが、なんとかかんとか間に合いそうな確率が60%程度まで高まってきましたので、安心してお越し頂ければ幸いです。8/5(銀座)・8/8(大阪)に行われるオープニングパーティとかも気軽にお越しください。展示自体は比較的まったりした感じですので、あんま期待しないでちょっとひやかしにくるぐらいの感じがちょうど良いかと思います。
関連リンク: チラシ/ご案内/関連動画@Sountain
展覧会サイトも作らないと。
あと、NHKプロフェッショナル関連の本が出たそうです。
NHK出版
amazon
放送では使われなかったスタジオでの対談とか、そういうのがまとまってます。「これからのインターネット」というテーマで、動ナビ派の茂木さんとDMM派の僕で鋭く対立し、一瞬スタジオに緊張感が走るところあたりが見ものです。嘘です。