nisshi.yugop

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nisshi.yugop is a diary by yugo nakamura ( japanese ) .
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June 23, 2007

Cannes Report #02

カンヌから帰ってきました。

厳格なプロセスであるとか、
真摯なディスカッションであるとか、
文化の壁を越えたコミュニケーションだとか、
各地で夜な夜な繰り広げられるパーティーだとか、

そんな、僕の苦手なもの、出来れば避けて通りたいもの、の全てが揃った場所。それがカンヌでした。ありがとう。そして、さようなら。 もう二度と足を踏み入れることはないでしょう。おそらく。

とか言いつつも、審査自体は非常に面白くて、刺激的でした。
既に結果も発表されてますね。以下審査の感想です。

・「NIKE+」。これは広告といえるのか?という議論もあると思うけど、間違いなく僕らのデザイン領域を拡げていく仕事なので、たとえカンヌでもこれグランプリじゃないとおかしいだろ、という思いは個人的に強かった。結果的に、このへんは既に共通認識だったようで、こういう脱領域的なものは積極的にAge進行でいきましょう、ということで無事グランプリ。その他、Bronzeとかショートリストに埋もれているのが勿体無いほど意欲的な仕事が沢山あった。個人的な好みでは、TRACKSとかCoke DatavizとかSearch Engine Protectionとか。

・「HEIDIES」は「これは凄い」と絶賛してる人と「ハァ?」て顔してる人が半々な感じだった。僕は後者のほう。電波少年とかリアリティーショーとかの計算ずくのハプニング感に囲まれてる中で、何がどう新鮮なのかよくわからない。広告としての完成度はものすごく高いと思うけど。海外の広告の人がよく使う「on Brand」っていう言葉が一番しっくり来たのは確かにこのサイトだった。

・今年は所謂「リッチコンテンツ」系への風当たりがなんだか相当強かったように思う。ドラマ仕立てにしてみました~、PIPで頑張りました~、3DCGで頑張りました~、みたいな安易なものは特に。もともとこっち系が嫌いな僕も「おいおい・・・」と引いてしまうぐらいの偏向っぷり。クオリティに関してはGetTheGlassぐらい徹底してやらないと全く認められないようなムードで、めちゃくちゃ金かかってそうな車サイトとかがサクサクと落とされていった。あとCrispin Porter + Bogusky的なインテグレーション系は、「CMとかキャンペーンはすごいけどWEBは単に世界観踏襲してるだけで普通じゃんよ。」みたいなパターンに陥ってて、数年前のsubservientchickenを超えるようなものを未だに見ない感じ。

・審査員の皆さんは、思ったよりも相当オタクだった。既に一度どこかで実行されたアイデアはどこからともなく「ハゲガイですよね」と声がして速攻で落とされていく。普段から相当、広範囲、高精度にスキャンしてるんだな、と。日本のサイトも相当見られていて、僕が何もしなくても勝手に誰かが状況説明してくれていた。楽でよかった。

Posted at June 23, 2007 2:57 AM
+ Comments :

yugoさん。
審査おつかれさまでした。
私は、サイバーはちゃんと見られなかったんですが(カンヌ入りが20日でCMとPRINTを見るのに忙殺されて)今年も日本勢の活躍が目立ってましたね。
それにしても、フィルム部門は、不作でした。後頭部をガツーンとやられるものが少なすぎました。残念。

私もたぶん、カンヌはもう来ませんね。完全にヨーロピアン・ビジネスマンたちの金儲け装置ですね。


Posted by: at June 25, 2007 10:23 PM

本当に諸々大変そうだったんですね。
現地での「しんどい・・・」という一言が
印象的でした。何よりも、脱出おめでとうございます。

Posted by: usagi & sakumaru at June 27, 2007 5:40 AM
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