かもしんない

amazonia

  • ここからAmazonに行って買い物すると、自動的に誰かのアフィリエイトIDがついて誰かを儲けさせる。
  • その一方で、自分のアフィリエイトIDもその「儲かる誰か」リスト登録することができて、自分もランダムに儲けを享受できる可能性が生まれる。
  • これを繰り返す毎に自分が儲かる確率が高まる。与えれば与えるほど儲かる、かもしんない。

このサイトはアマゾンの規約違反とかでサクッと消えちゃいそうな気配も漂っているけど、ランダムに発生する(かもしれない)ギブ&テイクの関係(への期待感)によってユーザを増殖させていこう、という面白い考え方のサイト。Winnyにおける、「自分がアップロードしてる数」vs「自分がダウンロード可能な数」におけるギブ&テイクな相関関係にも似てるけど、そこまで直接的でなくて、この「かもしんない」ことへの「期待感」が前提になっているところが、ちょっぴりファンタジー。(謎)


大まかに言うと「ユーザの参加によってGenerativeに状況が変化していく様子を面白がったりするビジュアルシステム」みたいなところで、僕はここ何年かの間に度々トライしてるわけなんだけど、毎度のように痛感するのは、ユーザーが参加するモチベーションを設計することの難しさ。プロジェクトの成功 / 失敗の要因はほぼそこに集約されている。

システムのエンジンを回転させるのは、広い意味でのギブ&テイクの市場性であって、その内燃機関を如何に成立させるか、がデザインの中心点になる。それが無いと、最初にいくらガソリンを入れてもすぐにエンジンが停止してしまう、という悲惨な状況に陥ってしまう。パワポのプレゼンとかでありがちな、「ユーザーの参加感」とかいう訳のわからんところに一方的に期待していると大抵の場合失敗することになる。やっぱりあくまで「市場」であることが重要、と痛感する今日この頃だ。

この「市場」の面白いのを新たに想像して、しかも現実化するのは本当に難しいことなわけだが、このAmazoniaは、あまり直截的な市場性ではなく、もっと曖昧な期待感、いわば「かもしんない市場」を前提にしてる点で、非常に洗練されてると感じた。そうか。「かもしんない」でも良いのか。それは良いかもしんない。

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