Pong

製作の神秘、とか、経験で培われたバランス、とか、繊細な職人仕事、とか、そういうベールを纏うことからは遥かにに遠い極北で、さくさくと軽やかに処理してみたい欲望が高まっています。色んな事例について見聞を深めるに比例して、いわゆる大文字のアートディレクション/デザインの刻印が付けられたものに全く興味が失せてしまい、もうこれは単なる偶発的な形態処理としかいいようがない表現、みたいなところに魅かれ始めています。大枠から細部までつぶさに考えつくされたものが放つ魅力は否定できませんが、これは結構人を圧迫します。なにより作るほうもなんだかシンドイです。もっと軽く、ポン、と存在したい、という気分です。かといって、本当に、ポン、と置いて放置するほどの才能も度量も無いので、考えられる全ての可能性を咀嚼した上での、一球入魂の、ポン、ということになります。結構、かなり、重い、ポン、です。これは一般的に、本末転倒、と呼ばれます。

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