Bubble
ここ数年の情報革命と呼ばれた諸成果は結局「市場の金余り」の産物であったが、こんなルールはこれから始まる大不況でもちろん変わらざるを得ないよ。というお話。
「無料文化を支える過剰期待というバブル」「ネットはいつから貧民の楽園と成り下がったのか」などの目次に「おおっ!」と反応してみたら切込隊長の本だった。これまでぼやっと感じていた問題意識と重なる部分がとてもあって、面白く読めた。
今ウェブ的な業界でデザインらしきものや、クリエイティブらしきものを作っているらしき比較的若い人達は、これまで不況らしき不況を一度も経験したことがないように思う。かくいう僕もまともに経験したことはない。以前のITバブル崩壊時はアメリカあたりで巨大化したSIPSなんかがバタバタ倒れていったのを、「ああ、アメリカ人てすぐに調子こくなあ。」と、なんだか遠い世界の出来事として見ていた記憶だけが残っている。今回は一人称として初めて本格的な不況を経験することになるわけで、色々困ったらイヤだなあと思う反面、これを良い機会に、このホワーンと緩まった空間を一度きっちり淘汰&整理して欲しいというカタストロフ願望も否定できなかったりする。まあ、そんな構えの奴が真っ先に淘汰されるのがお約束のパターンなのだが。
「景気が悪い状態」というのは作り手にとって色々な形を伴って現れるが、基本的には、以前より保守的・懐疑的・教条的な空間の中に置かれることになる。その制約の中で如何に振る舞うかが作り手の本来の地力であったりするし、これまでとの言行一致が試される格好の機会であったりもする。また、今やってる仕事のビジネスとしての機会が圧倒的に減る一方で、開き直ってこれまでと違う世界に向かってみる良い機会であったりすることもあるだろう。
「バブル」という現象は現在の資本主義社会においては不可避である/人間はどんな手痛い経験も10年たてばすっかり忘れてしまい結局また同じことを繰り返してしまう、という考え方がある。それならそうで、とりあえず僕にとっては10年に一度のリトマス試験、的な感覚で臨んでおけば良いのかな、と思う。これから数年、ちょっとドキドキですね。
不況の波が日本にもキテますかー。実はボクも数週間前にレイオフされました。ITバブル崩壊時に比べて、まだ雇ってる会社がけっこうあるのが不思議です(最初のころにレイオフされると仕事が探しやすくていいですね:)。なので、なんとか今回は勇吾さんのお世話にならずにすみそうです。w
そんなこんなで東京へ遊びにいくのが延期になりましたが、仕事が決まり次第帰省しようと思うので、その時はパーッと六本木辺りへ飲みに行きましょう!
おおお。
ゆっくりしーやー。(謎)